2016年10月15日土曜日

ハブダイナモ導入!

遂にというか漸くというか、ともかく表題の通りハブダイナモに手を出しました。

今までのメインライトに新型のバッテリーを使えば19時間超のランタイムが得られるので、連休が取りにくい僕の状況では十分なんですけど、夜間に長時間走るとなると走力の無さも勘案してハブダイナモにしておけば電池切れの心配いらんわな、ということで導入。
もう一つの理由としては、ハイエンド系バッテリーライトは基本的にMTBでの使用を前提としていて、トレイルを走りやすいように丸型配光なんですけど、超強力な癖に周りに盛大に光が漏れる=対向車が幻惑する、ということになりますので、カットオフ配光のものが欲しかった、ということがあります。なぜかハブダイナモ用ライトにはカットオフ配光のものが多いようですんで、試すには持ってこいです。




という前振りを踏まえての機種検討となります。

  1. Supernova/E3 Triple: とても明るいと評判なんですけど、メーカーが公式に公道で使うな(ドイツ国内)とアナウンスしてますので配光に問題あり?ちなみに後継のE3 Pro2 はStVZO対応なので配光の問題はクリアしています。
  2. Schmidt/Edelux 2: 評判の高いライトですが、採用されている IQ-Tec Premium で素敵な配光の様です。しかし、IQ-Tecそのものは Busch&Muller の技術で、しかも本家(=B&M)の方では IQ-Tec2 というより上位の技術をその製品に適用しています。というわけで、イマイチ食指が動きませんでした。デザインがちょっと好みに合わないし。
  3. Busch&Muller/Lumotec IQ2 Luxos: オオクチボヤのような外観がいかにも広範囲を照らしそう。レビューや動画を見るとちょっとあり得ない幅を照らし出していましたので、もうこれしかない、と思いました。少し暗い、と書いているところもあったのが不安要素。もちろん IQ-Tec2 採用です。
  4. Busch&Muller/Lumotec IQ-X: 2016年の最新型です。IQ-Tec2を更に向上させたIQ-Xが採用されています。が公式サイトで見る限りでは配光そのものが変わったようには見えず、単に明るくなっただけの様に思いました。更には1月時点では出荷されていなかったようで海外通販サイトでは見かけませんでした。筐体がアルミ削り出しのシンプルな形状に変わったのでカッコよく、ちょっと欲しくなりましたので残念。

ということで上記3に決定なのですが、Luxosには二種類あります。
(参照)メーカー公式
  • Luxos B:明るさは最大70Lux、付帯機能なしのノーマル版
  • Luxos U:明るさは最大90Lux、目玉機能としては対USB出力を備えています。これに関連してキャッシュバッテリーとUSB出力兼用のサテライトスイッチがついています。
【2016/10/15 補足】その後、Luxosが水没して機能不全になってしまい、IQ-Xを購入しました。(結局乾かしたら治りましたけど...)価格的にはLuxos Bと同じ価格帯です。使ってみた感じではIQ-Tec2→IQ-Xと進化したのではなく、IQ-TecPremium→IQ-Xという進化の様で、Luxosより明るいのですが範囲は2/3位と狭かったです。走りやすさでは依然としてLuxosがお勧めです。 

お値段は B が約80ユーロに対して U が約120ユーロですので悩みどころです。自分の場合はEdgeシリーズのGPSを使っていますが、バッテリーのランタイムを超えて乗ることがあるので給電できたら良いな、ということで U に決定しました。

B&Mの製品については、サイドミラーの店頭売りをよく見かけるものの、乾電池用も含めてライトは店頭で全く見たことがありません。国内では通販も含めてあまり見かけません。というわけで本国ドイツのBike24で調達することにしました。ハブダイナモとライト関連商品の品揃えが豊富です。


ライトは決まりましたので、ハブダイナモのホイールの調達です。

名古屋近辺でこの手のガジェットに強そうなお店を調査したところ、Circle'sさんを見つけました。お店のショーケースには時々ハブダイナモの現物が並んでいることがあり、明らかに取扱経験があるので安心です。

いつになるのかわかりませんが、次期マシンをディスクブレーキ搭載のものにしたいなどと考えているので、ディスクブレーキ対応のハブにしておきたいです。

相談に行った時にはSupernova のものは無く、Schmidt の価格を見たら腰が引けたので(^^;;、ShutterPrecisionのものに決定。ディスクブレーキにはセンターロック/ボルト固定の二種類があるので何気なくボルトがいいかなと雰囲気で選んで、SD-8にしました。
リムは安定のMavic Open Proでスポークは星のストレートにしてもらいました。太さはとりあえずお店任せ。


1週間ほどでモノが届いたので早速インストール。Open Proの在庫がなく取り寄せになってしまいましたので、ホイールは1月ほど遅れての到着です。

見てのとおり Luxos は結構でっかいパッケージに入っていまして、配線用のコードと端子・リフレクターおよび細々したものも一緒にパックされています。ちなみにリフレクターはライト下部に取り付けるのですが、ドイツの法律?ではライトにもリフレクターを取り付ける必要があるそうです。

ロングライド時にはGPS3台とメインライトを乗っけてますのでハンドル回りがごちゃごちゃしていて搭載余地が無いように見えますが、ドイツメーカーのハブダイナモライトはフォーククラウンにボルト固定するようになっています。キャリパーブレーキの固定ボルトに台座を噛ませればOKなのですんなり搭載できました。前方から見るとこんな感じ。ちなみにハンドル下はX-Power 1300、ハブ軸は Volt300です。


早速通勤で使ってみたので写真を撮ってみました。農作業用の道で幅は3m程、街灯はもちろん皆無です。

メーカー公式サイト掲載の写真程には明るくないので「ちょっと暗いかな?」と感じましたが十分走行可能な明るさではあるので問題にはなりません。それよりも浅く広く照らしてくれるので、路面の状況がつかみやすく非常に走りやすいです。


堤防に立てかけてみると配光の特徴が良く分かります。まさにカットオフ。上方に余分な光が飛んでいませんので対向車を幻惑することがありません。素晴らしい。

良い買い物をしました(^^)

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